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NVNニュース 第13号

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NVNニュース 第13号(平成24年3月31日発行)
日蓮宗ビハーラ・ネットワーク
Nichiren-syu Vihara Network
NVN事務局 栃木県栃木市嘉右衛門町11-21 妙唱寺 〒328-0072  Tel 0282-22-3720 Fax 0282-23-6733

 平成23年度NVN総会

 平成23年5月19日(木)、日蓮宗宗務院に於いて、NVN(日蓮宗ビハーラ・ネットワーク)の平成23年度総会が開催されました。
古河良晧師
 まず、古河良晧伝道部長(当時)より御挨拶を頂いた後、柴田寛彦NVN世話人代表より挨拶がありました。以下、抜粋です。
 「先ず以って、去る3月11日発生の東日本大震災で亡くなられました多くの方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災されました皆様、未だに避難生活を余儀なくされている皆様に、心からお見舞い申し上げる次第であります。
 申すまでもなく、私たちのこのビハーラ活動は、生老病死の苦しみに悩み苦しんでいる人たちのそばに寄り添い、苦しみを共有し、精神的な、あるいは身体的な苦痛を取り除き、真の安心をもたらすよう支援する活動であります。まさに今その苦しみのただ中にある被災地の方々のために、私たちに何ができるのか、そのことが問われている事態なのだと思います。
先般、4月25日に秋田市で東北教区6県の宗務所長様方の集まりがありました。その折に、被災された方々の精神的なケア、ご遺族のグリーフケア、あるいは教師の皆様の研修等で私たちNVNがお手伝いできることがありましたら、是非お声を掛けて頂きたい旨、お話させて頂きました。まだ具体的なところまで話は進んでおりませんが、ご要望がありましたら、積極的に支援していきたいと思っているところであります。
柴田寛彦師
 また、例年行われております「社会教化事業講習会」が本年度から「社会活動講習会」と名称変更と共に衣替えがはかられ、9月9日に開催される予定ですが、NVNとしてその講習会に協力することはもちろんですが、従来のビハーラ活動実践講座の内容を含む「社会活動実践講座」の開催に当たっては、大震災被災地支援に結びつく形で、できれば被災地域の近くで開催できるよう伝道部との調整を図って行きたいと考えているところであります。
 また、奇しくも本年はビハーラ活動の講習会が開催されて15周年、講習会修了者を中心としてNVNが結成されて10周年に当たります。そこで、時節柄どんなものかという意見もありましたが、このようなときであるからこそNVNの活動を更に活性化していくべきであるとの意見もあり、秋頃に記念大会を催したいと考えております。」
 続いて議事に入り、平成22年度活動報告、平成22年度決算が了承されました。平成23年度活動計画案、平成23年度予算案では、「日蓮宗ビハーラ活動15周年・NVN発足10周年記念大会」の費用として計上している他に、研究会開催費・雑費・予備費を記念大会開催に使わせて頂くことになるかもしれないということを踏まえて、承認を頂きました。
 総会に引き続き、記念講演が行われました。
伊藤伸一氏
 医療法人大雄会理事長の伊藤伸一氏をお迎えして、「東日本大震災を経験して〜医療の果たせる役割〜」と題して、講演して頂きました。
DMATチーム
 平成23年3月11日14時46分、太平洋三陸沖を震源として発生したマグニチュード9.0の国内観測史上最大の巨大地震発生から起こった東日本大震災と、阪神淡路大震災後に作られたDMATチーム(緊急医療支援のチーム)の活動の様子を、時系列にそって、現場での写真も見せながら説明されました。
救急車
 最後に、毎日毎日がストレスで“ちゃんとお話しを聴く”ということが必要で、心の重荷を少しずつ溶かしていく役割が大事。宗教家の皆様はご活躍いただける場である、と話されました。
 また、中長期にわたって一番大事なのは、コミュニケーションをとり続けるということであり、心に重荷を負った人は喋ることによって軽くなる。自らが気持ちを出していくことが出来るのは、誰彼に出来る事ではない。地域の宗教者が出向いていって、きちんと話を聴いてあげることが必要。どんどん出向いて頂きたい、とご指摘になりました。

大震災復興支援企画1
                          
「被災地寺院に『こぞうくんのタオルハンカチ』を贈ろう!」

 東日本大震災では、多くの方々が地震及び津波、更には放射能汚染による被害を受け、本宗寺院も全壊、焼失、半壊を含め多くのご寺院が甚大な被害を受ける中、檀信徒及び地域の被災者のために避難所となるなど、被災者の支援活動に邁進されている方がたくさんおられます。
タオルハンカチ・ピンク
タオルハンカチ・ブルー
 そのような、被災地域住民のために活動している本宗の寺院、教師、寺族の方々に対して、NVNとしても微力ながら何らかの支援の活動を行いたいと、「被災地寺院に『こぞうくんのハンドタオル』を贈ろう!」企画を実施いたしました。平成24年7月に、岩手県、宮城県、福島県の被災地域のご寺院、及び避難所となっているご寺院に、「被災檀信徒、地域住民の復興支援の一助にしてもらうため、被災地域の希望寺院に、『こぞうくんのタオルハンカチ』を無料進呈する」旨のご案内を差し上げましたところ、合計3,480枚のお申し込みを頂き、無料贈呈させて頂きました。
 ご活用頂いたご寺院からは、「お送りいただいたタオル、大変好評で、「子供が」「娘が」「孫が」ほしいと言って困りましたヨ、と多くの方々に言われました。デザインと大きさが大好評だったようです。」等々の礼状が届くなど、有効に活用して頂いたようで、被災地支援の一助になったものと喜んでいるところです。

大震災復興支援企画2                           
「NVNグリーフケア研修会」

鈴木康明先生
 平成23年11月18日(金)午前10時30分から午後3時まで、ホテル法華クラブ仙台に於いて、NVN大震災復興支援企画第2弾として被災地域住民(檀信徒を含む)の喪失体験への心のケア(グリーフケア)をテーマに「NVNグリーフケア研修会」が開催されました。
 講師に、東京福祉大学教授、悲嘆学研究所所長の鈴木康明先生をお招きし、 「喪失の悲しみによりそうこと−グリーフとモーニング−」という演題で講演して頂きました。
シンポジウム
 その後、昼食を挟んで、「被災者の悲嘆にどう寄り添うか」をテーマとして、木村勝行師(岩手県大船渡市本増寺住職)、阿部錬雄師(宮城県社教会会長、妙法結社)をパネリストに、アドバイザーとして鈴木康明氏、NVN世話人村瀬正光師をコーディネータとしてパネルディスカッションが行われました。32名の方が参加されました。
(講演内容の概略が、日蓮宗新聞の『もっと身近にビハーラ』(藤塚義誠師)に連載されています。ご覧下さい。)※こちら

 「日蓮宗ビハーラ活動15周年並びにNVN発足10周年記念大会」

記念講演
 病気や障がい、高齢化に悩む人たちと苦しみを共にし、真の安心が得られるよう支援する活動としてビハーラ活動を提唱し、講習会を開催して本年で15周年を迎えました。また、講習会修了者を中心として「日蓮宗ビハーラ・ネットワーク(NVN)」が発足し、全国的な活動を始めて10周年を迎えました。
 混迷する現代社会にあって、「いのちに合掌」をスローガンに、「敬いの心で安穏な社会づくり、人づくり」を目標として推進する「立正安国・お題目結縁運動」の中で、ビハーラ活動は重要な一翼を担うものであります。また、東日本大震災の被災者支援の観点からも、ビハーラ活動の主要な要素であるグリーフワーク、グリーフケアの重要性が指摘されています。
垣添忠夫氏
 ビハーラ活動の更なる発展を期するために、「現代社会における菩薩行の実践〜ビハーラ活動の推進〜」をテーマとして、平成23年11月28日(月)大本山池上本門寺朗峰会館に於いて、記念大会を開催致しました。(日蓮宗生命倫理研究会が主催する第8回「心といのちの講座」と共催)
 13時30分より記念式典を執り行い、その後、公益財団法人日本対がん協会会長、国立がんセンター名誉総長の垣添忠生先生を講師にお迎えし、「妻を看取る日」という演題で講演をして頂きました。続いて、立正大学仏教学部宗学科教授庵谷行亨師、NVN世話人柴田寛彦師と共に鼎談を行い、67名の方々が参加されました。夕方からは祝賀懇親会が行われました。

 平成23年度ビハーラ活動実践講座

 平成24年1月19日(木)・20日(金)、日蓮宗宗務院4階第1・2研修室(並びに5階講堂)に於いて、平成23年度ビハーラ活動実践講座が開催されました。
中井本秀師
 昨年度までの社会教化事業講習会が、今年度から社会活動講習会と様変わりし、平成23年9月9日(金)に「社会活動講習会」が開催されました。社会活動講習会では、「ビハーラ活動紹介」として、NVN世話人の藤塚義誠師(長野県大法寺住職)が講義をされました。そして、グループ別として「ビハーラ」をNVN世話人奥田正叡師(京都市常照寺住職)をコーディネータに藤塚師を交えて、討論が行われました。
 社会活動講習会のビハーラ活動の実践編として「ビハーラ活動実践講座」が、一泊二日の日程で行われ、教師12名、寺族2名の計14名が参加されました。
 中井本秀伝道部長に御挨拶を頂いた後、NVNの運営により、8つの講義と2つの実習が行われました。

 ビハーラ講習会in近畿

 ビハーラ講習会を地方でも開催して欲しいという声に応え、昨年度の中四国に続きまして、今年度は近畿教区にて、平成24年1月23日(月)〜24日(火)の日程で、ホテルアウィーナ大阪を会場に「ビハーラ講習会in近畿」が開催されました。
 今回は、地元大阪市管区の社教協会会長加藤貫裕師(大阪市妙福寺住職)の希望により、実習を中心にしたい、ということで講習内容を編成し、教区内から57名の方々が参加されました。
 今後も、開催する教区(管区)の意向に沿った内容の講義が出来るように開催していきたいと思います。ただし、「ロールプレーイング」の実習に関しましては、ファシリテータの確保が難しく、地方での実施は困難であると思われます。
ビハーラ講習会 in 近畿 講習内容
講義「ビハーラの基礎」 (90分) 
奥田正叡師(京都市常照寺住職)
実習「身近な事例と介護のポイント」 (110分) 
林妙和師(一宮市一偈結社教導)
講義「ビハーラ活動とカウンセリング」 (60分) 
渡部公容師(東京都長久寺住職)
実習「ロールプレーイング」 (90分) 
渡部公容師(東京都長久寺住職)
ビハーラグッズ
¥1,000
 お見舞いセット
カードお守り、NVNタオル、
パンフレット
 「ビハーラ活動のすすめ」
 「健康への祈り」(表)/
 「いのちの尊厳を求めて」(裏)
冊子『み仏のはからい』、「黙唱行」
お題目写経用紙(3枚)、筆ペン
お見舞いセット
グッズ申し込みはこちら
こぞうくんのタオルハンカチ
こぞうくんのタオルハンカチ・ピンク こぞうくん!
初のコラボレーション
NVN
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こぞうくん !
こぞうくんのタオルハンカチ・ブルー
ピンク 綿100%日本製 約25cm×25cm ブルー
定価¥350  NVN会員特別価格 ¥280
  編集後記 
NVNニュース第13号をお届け致します。ご意見、ご感想をお待ちしております。
NVNウェブサイト(http://www.nvn.cc/)に資料等を掲載しております。ご活用下さい。
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