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生老病死と向き合う あなたのそばに
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日蓮宗新聞 令和４年４月２０日号
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ウィズコロナの時代こそ
お題目で心の健康を
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日高 隆雄
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信仰の力で免疫力を高めましょう
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新型コロナウイルス感染症がなかなか終息しません。令和４年３月末日現在、世界で約６１３万人、日本国内で２万８千人が亡くなりました。現在、第６波とされていますが、一体、第何波まで続くのでしょうか、何回ワクチン接種をすればいいのでしょうか。コロナウイルスもマイナーチェンジ（変異）を繰り返し、生き残りに必死です。アルファ、ベーダ、カンマ、デルタ、はたまた、オミクロン、デルタクロンと呼ばれる株まで出現し、ウィズコロナの時代は当分続きそうです。
大変忌まわしい疫病ですが、私たちはさまざまなことを学びました。新型コロナウイルスは肺炎や味覚・嗅覚障害などの後遺症を引き起こすだけではなく、健康な人の心にも感染ずるようです。人びとをますます不安な気持ちに駆り立てます。失職や休職による経済的困窮、外出自粛のストレス、家庭内暴力、虐待や自殺の増加など、人間社会のさまざまな悲しい側面があぶり出されます。残念なことに、この心の感染に対してはワクチンや治療薬も効き目がないのです。
信仰心は心の免疫力を高めるといわれています。幸いにも私たちはお題目という何にも代えがたいすばらしい治療薬をいただいております。この治療薬は免疫力を高めることで心に感染したコロナウイルスを退散させ、私たちの心に再び、平静と苦難に立ち向かう活力を呼び戻すはずです。先が見えない状況が続きますが、お題目の功徳で平穏で安穏な日常を取り戻し、コロナウイルスに負けないよう心の健康を保ちましょう。
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（富山県妙輪寺住職・産婦人科医師・日蓮宗ビハーラネットワーク世話人）
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