日蓮宗 ビハーラ・ネットワーク
 
HOME > TOP > お知らせ > 関連記事 > 日蓮宗新聞より
(日蓮宗新聞 平成19年12月1日号 1面 鬼面仏心) 本の紹介記事新聞社サイト

NVNトップメニュー
NVNについて
ビハーラ活動とは
NVNニュース
ビハーラ活動講習会
ビハーラグッズ
心といのちの講座
お知らせ
 関連記事
  日蓮宗新聞より
 レポート

会員限定

鬼面仏心
 「あなたが生きている理由」−平成の駆け込み寺・人生相談−戸澤宗充著、家の光協会刊を読む。この本の奥付に「日蓮宗一華庵庵主、尼僧。東京都出身。三十三歳の時、二児を残し、クリスチャンであった夫が急逝。それを縁に仏教信仰に入る。四十六歳で出家。檀家も持たず、仏の教えを説いてきた。『DVなど、さまざまな事情で厳しい生活から抜け出せないでいる女性たちの役に立ちたい』との思いが募り、2003年8月、私財をなげうち、伊豆の天城に『サンガ天城』を設立。社会で悩み苦しむ女性たちにとっての癒しと憩いの『駆け込み寺』として、設立から約四年五百名以上の人々が救いを求めて訪ねている」と内容を紹介している▼一時は自殺を考えたが思い止まって、自分を見詰め、それから仏道を求めたという。自己の使命感から私財を投じ一華庵を設立してしまうという行動力は並のものではないと思う▼この駆け込み寺に救いを求めて訪れる女性は少女から老人に至るまで千差万別だそうだ。この人々の話を聞いてあげ、立ち直らせるというのは容易なことではないと推察される。そこには菩薩道の実践が脈打っていて、余人の中々できることではないと敬意を表する。多くの悩める人たちにこの本を推薦する。それにしてもDV他家庭内での余りにも虐待の多いのには驚かされる。宗教を超え、参考になることが多いと思う。
(久)
補足
戸澤宗充師は、平成19年度ビハーラ活動実践講座にて実践報告されます。
   本の紹介
この頁の先頭へ▲