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生老病死と向き合う あなたのそばに
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日蓮宗新聞 令和8年5月20日号
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障がい受刑者の帰る場所がない
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今田 忠彰
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福祉施設の運用検討を─安全・安住の場所を
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私が保護司・刑務所教悔師として、また障がい者特定相談員として、日ごろから感じていることをお話しする。
私たちの周りには、障がいを持った人がたくさんいるが、統計では国民の7〜8%の人が何らかの障がいを持っているという。障がいは、身体・知的・精神・障害児・難病の5種類がある。そのなかでも、知的と精神に障がいを持つ人が、犯罪に巻き込まれることが多い。判断能力が劣ることから、犯罪に巻き込まれる場合がある。2回3回と検挙回数を
重ねるうちに、前科となり、犯罪傾向が進んでいると判断され、実刑処分となる。
現在の刑務所のなかでは、知的・精神の障がい者と、高齢の受刑者が目立っている。近年、懲役・禁固刑から拘禁刑に改められ、処遇も改善されてきてはいるが、彼らの処遇は刑務所ではなく、福祉施設ではないか。[※山本譲司著『累犯障害者』(新潮文庫)に詳しい]
刑期を満了し、または仮釈放で社会に復帰するにしても、今度は適当な帰る場所を探すことに苦労する。私のお寺が運営する障がい者グループホームにも、元受刑者がいる。今は朗らかなお爺さんだ。
前科のある人に対する偏見はいまも根強く、なかなか受け入れてくれる場所が見当たらない。ひとつの提案だが、地方の寺院の空き地や施設を利用できないだろうか。
ほかの寺院のことを勝手に云々するのは無責任ではあるが、近年、地方の寺院では後任住職のいない無住寺院も増えていると聞く。ならば、無住寺院の有効活用に福祉施設の運
営を検討してはどうだろう。
最近は、山梨県身延山方面も過疎化していると聞く。運営は社会福祉法人に委託する方法もある。
地方ならではの環境、地域での雇用、寺院には賃料収入も検討できるのではないかと思う。
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(日蓮宗ビハーラ・ネットワーク世話人)
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